PixelZenのデザインスタジオ

伝統と革新が
交差する場所で

京都の精神性とグローバルな視点を融合し、ユーザーの心に響く体験を設計しています。15年以上にわたり、300社を超える企業のデジタル変革を支援してきました。

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私たちの歩み

創業の想い

PixelZenは2009年、京都の小さな町家から始まりました。創業者である山口瑞穂は、海外での経験を通じて得た知見を日本の文化的背景と融合させることで、独自のデザインアプローチを確立したいと考えていました。当時、日本のデジタルプロダクトは機能重視で、ユーザー体験への配慮が不足していると感じていたのです。

京都という場所を選んだのは偶然ではありません。千年の都が育んできた美意識、細部へのこだわり、そして「おもてなし」の精神は、優れたユーザー体験設計の本質と重なります。伝統工芸の職人たちが素材と対話し、使う人の心を想像しながら作品を仕上げるように、私たちもユーザーとの対話を大切にしながらデザインを形にしています。

成長と変革

創業当初は小規模なウェブサイト制作からスタートしましたが、クライアントからの信頼を積み重ね、徐々にプロジェクトの規模と複雑性が増していきました。2013年には大手企業の製品デザインシステム構築を手がける機会を得て、これが私たちの専門性を大きく深める転機となりました。単なる見た目の美しさだけでなく、組織全体のデザイン品質を向上させる仕組みづくりの重要性を学びました。

2017年からはユーザーリサーチとデータ分析の専門チームを設立し、科学的なアプローチと感性を融合させたデザインプロセスを確立しました。日本市場特有の文化的背景を考慮したリサーチ手法を開発し、グローバル企業の日本進出支援や、日本企業の海外展開支援など、文化的な橋渡しの役割も担うようになりました。

私たちの使命

PixelZenの使命は、テクノロジーと人間の間に温かみのある関係性を築くことです。デジタルプロダクトは単なる道具ではなく、人々の日常に寄り添い、生活を豊かにするパートナーであるべきだと考えています。そのためには、ユーザーの本質的なニーズを深く理解し、文化的な文脈を尊重しながら、直感的で美しい体験を創造することが必要です。

私たちは、クライアント企業の長期的なパートナーとして、単発のプロジェクトで終わらない関係性を大切にしています。デザインシステムの構築、チームの育成、組織文化の変革まで、包括的な支援を通じて、クライアント企業が自律的にデザイン品質を向上させられる環境づくりをサポートします。

デザイン手法

エビデンスに基づく体系的なアプローチと、専門的な基準を組み合わせた独自のデザインプロセス

リサーチ駆動の設計

すべてのデザイン判断は、実際のユーザーデータと洞察に基づいています。定性的なインタビューと定量的な分析を組み合わせ、ユーザーの行動パターン、ニーズ、感情を多角的に理解します。日本市場特有の文化的配慮を加えたリサーチ手法により、表面的な要望だけでなく、潜在的なニーズまで引き出します。

反復的なプロトタイピング

早い段階から具体的なプロトタイプを作成し、実ユーザーでのテストを繰り返します。失敗から学ぶことを恐れず、各イテレーションで得られた学びを次の改善に活かします。低忠実度から高忠実度まで、目的に応じて適切なプロトタイプを使い分け、効率的に検証を進めます。

アクセシビリティ標準の遵守

すべてのユーザーが快適に利用できるデザインを目指し、WCAG 2.1のAAレベル以上の基準を満たすことを標準としています。色のコントラスト、キーボード操作、スクリーンリーダー対応など、技術的な側面だけでなく、多様なユーザーの視点を取り入れた包摂的なデザインを実践します。

システマティックなアプローチ

デザインシステムとコンポーネントライブラリを活用し、一貫性と拡張性を両立させます。アトミックデザインの原則に基づき、小さな要素から大きな画面まで体系的に設計します。開発チームとの緊密な連携により、デザイン意図を正確に実装に反映させ、長期的な保守性も確保します。

継続的な測定と改善

リリース後も定期的にユーザー行動を分析し、改善機会を特定します。定量的な指標だけでなく、定性的なフィードバックも収集し、総合的にプロダクトの健全性を評価します。データから得られた洞察を次のイテレーションに活かし、継続的な価値向上を実現します。

私たちのチーム

多様な専門性と経験を持つメンバーが協力し、最高の成果を生み出します

YM

山口 瑞穂

創業者 / UXディレクター

15年以上のUXデザイン経験を持ち、日本と海外の双方でプロジェクトを主導。文化的な文脈を深く理解したデザインアプローチを得意とする。

TK

高橋 蒼太

リサーチディレクター

心理学のバックグラウンドを持ち、定性・定量の両面からユーザー理解を深める。エスノグラフィー調査の専門家として数多くのプロジェクトに貢献。

FH

藤原 陽菜

UIデザインリード

インタラクションデザインとビジュアルデザインの専門家。デザインシステムの構築と管理において豊富な実績を持ち、開発チームとの協業を得意とする。

私たちの価値観と専門性

PixelZenは、デザインを通じてビジネスとユーザーの双方に価値を提供することを使命としています。私たちは単に美しいインターフェースを作るだけでなく、ユーザーの行動を深く理解し、ビジネス目標の達成を支援する戦略的なパートナーとして機能します。

日本市場における15年以上の経験から、私たちは文化的な細やかさと配慮の重要性を理解しています。日本のユーザーは細部への気配り、丁寧な言葉遣い、そして信頼性を重視します。これらの要素を考慮しながら、グローバルスタンダードの使いやすさも兼ね備えたデザインを提供することが、私たちの専門性の核心です。

ユーザーリサーチにおいては、定性的なインタビューと定量的なデータ分析を組み合わせた包括的なアプローチを採用しています。日本の文化的背景を考慮した調査手法により、表面的な意見だけでなく、本質的なニーズや感情を引き出すことができます。この深い理解が、真にユーザーに寄り添った体験設計の基盤となります。

デザインシステムの構築では、アトミックデザインの原則に基づき、再利用可能なコンポーネントと明確なガイドラインを提供します。これにより、大規模なプロダクト開発においても一貫性を保ちながら、効率的にデザインを展開できます。開発チームとの緊密な協業により、デザイン意図を正確に実装に反映させることも重視しています。

アクセシビリティは、すべてのプロジェクトにおける基本要件です。多様なユーザーが快適に利用できるよう、WCAG基準を満たすだけでなく、実際のユーザーでのテストを通じて実用性を確認します。包摂的なデザインは、より多くのユーザーに価値を届けることができる、ビジネスにとっても重要な投資です。

京都という場所は、私たちのデザイン哲学に深い影響を与えています。千年の歴史が育んだ美意識、職人の細やかな技術、そして「おもてなし」の精神は、優れたユーザー体験設計と本質的に重なります。伝統と革新のバランス、本質の追求、そして使う人への深い配慮。これらの価値観が、私たちのすべてのプロジェクトに息づいています。

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